英雄竜・ミトレアス

英雄竜・ミトレアスは他の竜と少し性格の違う竜である。
英雄竜はこの世界にやってきた時は竜だった。
しかし、平穏が過ぎるこの世界をつまらなく思い、魂から永遠の命を奪った。
その咎を問われ、竜人に落とされたのである。

しかし、恐らくはそれはミトレアスの望むところだったのだろう。
ミトレアスは人間に接触し、彼らを導き、物語を紡ぎだした。
彼は常に人間の側に立った。
ミトレアスの行動をよく思わなかったマーロードは
幾度もミトレアスが共に立つ人間達に災厄を降り注ぎ、困難をもたらしたが、
ミトレアスは時として竜人の力を、時としてその知恵を貸し、人々を助けた。

結果としてミトレアスは多くの物語を紡ぎ、世界を豊かにした。
その功績が認められ、ミトレアスは再び天に上がって太陽となったという。
(ではミトレアスが地上にいる間、天には太陽がなかったのかという議論があるが、
恐らく竜の一柱に戻ったという意味だろう、と多くの者が解釈している。)

ミトレアスの紡いだ物語は『ミトレアスの書』として伝えられていたというが、完全なものは現存していない。
ミトレアスは手に雷を、もう一方の手に宝玉を持った姿で描かれることが多い。

ミトレアスは旅人から絶大な支持を得ている一柱で、
世界のあちこちにある竜地蔵はミトレアスの信者が置いたものである。
なのでこの世界の竜地蔵は雷を模した意匠の杖をついていることが多い。

  • 最終更新:2018-02-15 11:04:26

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